2012年4月29日日曜日

ー子どもたちの声2ー



前回の「子ども達の声1」に続く第2弾。


日本に当たり前にあるものが、他の国にはなくて、自分はすごく恵まれた国で暮らしているんだなと思いました。もっと色んなひとに感謝しないといけないと思いました。貧しい国の人はみんな笑顔で、毎日をすごく楽しんでいるように思えました。Keiさんの将来の夢にとても感動しました。親に捨てられた子どもを養う施設を作りたいなんてほんとすごいし、人の為に何かできるすごく立派な人だと思いました。自転車がなくなったことも、やっぱり自らが諦めていたら絶対見つからなかったと思う。でもkeiさんは諦めなかったから中国の人たちも諦めずに探してくれたんだと思いました。
人の優しさは色々な人を救ってくれると本当に感じました。


■私が一番印象に残っている話は、膝から下がない女の子の話です。聞いていてとてもかわいそうで、私も悲しくなりました。自分はとても恵まれているんだなと改めて思いました。私はその女の子がケガをした時に時間を戻してそこに行って「消毒してあげたい!!」と思いました。すごくかわいそうで、心に残りました。
世界を周るのはすごく疲れると思いました。自転車で行くなんて、すごいなと思います。お金や努力が5%??と初めは思ったけど、話を聞くと90%の人々の優しさの意味が分かりました。人と人との親切さなど、色んなことを学べました。「なるほど〜。」と思いました。いろんな動画や写真を見ましたが、どれもその国を表すような、観ていて感動するものがたくさんありました。とても楽しかったです。でも、自分は恵まれすぎていて、少し自分にムカつきました。私は貧しい国に行って、色々な物を分けてあげたいと思いました。


■お話を聞いて、発展途上国や先進国に行ってボランティアやその町に住む人々と交流をしてみたいと思いました。海外に行く為に英語やその国のことを知らないといけないので勉強しないといけません。でも僕は勉強が大嫌いです!でも僕は河原さんの話を聞いて勇気をもらいました。その勇気でこれからの人生を一生懸命に頑張って生きます!


■確かに一人一人ができることは限られてきます。しかしその一人一人の力が合わされば、大きなことができると思います。僕も河原さんのように立派なことは出来ないけれど、自分にできることを精一杯頑張りたいです。そして僕は河原さんから学んだことが一つあります。それは「ボランティアをすること」です。今まで僕が思っていたボランティアの概念をがらりと変えたのでとても印象的でした。これからも自転車世界一周の旅頑張ってください。


■お話を聞いて感じたことが2つあります。1つは日々身の回りの人など、たくさんの人々のことを考えた方が良いということ。2つ目は夢を決して諦めないということです。1つ目のことは河原さんはボランティアとして被災地に行って助けたり、他国で手術のボランティアをしたりしてすごいなと思い、私は今何が出来るんだろうと考えました。だけどなかなか思い浮かばないので諦めようと思ったけど、考えることから始めれば良いんだと思いました。2つ目は世界一周という夢を持った瞬間、実現しようと努力し、今もう実現させているから、努力して諦めなければ叶うんだと思ったので、私も絶対諦めずに頑張りたいと思います。


■どうしてこんなにも貧富の差が出来るのか、すごく疑問に思いました。何がいけないのか、どうしてこんなにも差が出来てしまうのか。私はまずそこから直していかなければいけないと気づきました。私も、ボランティア活動をしています。お金を集め、そのお金を貧しい子ども達に送るという活動です。私はこういう小さなことが大事だと思います。私には私にできること。それだけをやろうと改めて思いました。これからも頑張ってください。私もボランティア活動を頑張ります!


■お話を聞いて「有言実行」する人だと強く思いました。私はあまり“挑戦”する方じゃなく、いつも同じことをやっていたり、新しく、どうなるかわからない物には手を出しません。しかし河原さんは“挑戦”をたくさんしていて、どうなるかわからないけど、まずやってみる、という考えがすごいと思いました。自分もこれからは“挑戦”をしてみようかなと思います。
いろんなお話を聞いて、「日本だったら・・。」という場面がたくさんあり、ますます日本は恵まれている国だと思いました。


■お話を聞いて、すごくカッコいいと思いました。僕はマイケルジャクソンを神としてあがめているのですが、河原さんのお話を聞いていると、河原さんにマイケルジャクソンのようなオーラ感じました。僕は足を切断した少女のお話を聞いて、とても感動しました。
そして河原さんの「叶わない夢はない」という言葉を聞いて、少し自分の将来に自信がわいてきました。


■ものすごく感動しました。僕はめったに泣かないのですが涙をながしてしまいました。僕が涙を流したのは動画や写真ではなく、啓さんの言葉に心をうたれ思わず泣いてしまいました。でも、その啓さんの第一印象は「自転車で世界一周なんてバカらしい」と僕は言っていました。でも世界のみんなを助けることは「すごいなあ」と思わず口にしてしまいました。さらに啓さんの話を聞いていくうちに僕も医療関係につきたいと思いました。そうやって世界の人々の病気を治したい。助けたい。と思いました。啓さんがいつ返って来るのかわかりませんが、忘れないでくださいね。

2012年4月26日木曜日

−子どもたちの声 1−




子ども達の視点や感性ってすごいな・・。

先日講演会をさせて頂いた中学校から今日ドサッと137枚のお手紙が届いた。
関連リンク:中学校講演会とアンパンマンの法則
生徒達が感じたことや印象に残ったことを書いて、先生方がまとめて送ってくれたのだ。一枚一枚、一文字一文字じっくり読ませていただき、読み始めると、自分でも気持ち悪いほど終始笑顔になってしまう。それほど子ども達からの反響が嬉しかった。


ところで、
ある有名先輩日本人サイクリストで、ずっと前に世界を走った方がいる。
その彼が「なぜ自転車で世界一周をしようと思ったのですか?」という質問に答えていた。僕もよく聞かれる質問だ。

ある日、彼がまだ中学生だった頃、いつものように歩きなれた通学路を下校している時のことだった。アスファルトが焼けるような暑い夏の空の下、少しきつい登り坂が終わり、下り坂に差し掛かったところで隣をスーッと一台の自転車が通り過ぎていった。
何か違う。普通の自転車ではない。 荷物が満載だった。
荷台だけではなく前輪と後輪の脇にも鞄が取り付けられている。
彼はその人の背中と自転車が遠く小さくなっていくのをただ立ち止まって見ていた。

「旅人だ。」

“一瞬“の出来事だったが、稲妻のような衝撃が彼に走った。

「かっこいいな。いつか彼のようになれるかな。」

その時、少年に起こった出来事がきっかけで彼は夢を抱き始め、大人になってその夢を実際の形にしていった。「これって可能なんだ。」「夢は叶うんだ。」
そう教えてくれた出来事であったに違いない。


「自分さがし(自分発見)」の時期といわれるこの頃の子ども達というのは情報がまっすぐに伝わる。その時得た感動や衝撃というのは忘れずに残るもの。だからあえて僕もスーツは着なかった。サンダルで背中に120Lのバックパックを背負い、首から一眼レフを下げて登場した。いつもの僕を見せに来たのだから、偽る必要はない。
「自分さがし」。自分はどんな人間なのか。どんな性格なのか。何をやりたいのか。どんな職業につきたいのか(そのためにはどんな学校に進学するのか)。そして、自分は一体誰なのか。
 恋愛や進学、就職で悩まない人は、ほとんどいないだろう。また、この時期に限らず若者達たちは、占いや性格テストなどが好きな人が多いようだ。自分が誰なのかを知るということ。意外と他の人のことを知るより難しいのかもしれないね。
 自分は他の誰でもない、まぎれもなくユニークな自分自身であり、現在の自分が何者であるか、将来何でありたいかを自覚すること、つまり自分を発見することが大切。でも、そんなこと言われたって・・。
はい、最もです。自分を発見することってそんな簡単で単純なことではないのだから。




僕が中学生の時? 夢なんてなかったよ。
お小遣いもなくて、周りの友達は何とかジャンプとか、何とかサンデーと言うものを毎週または毎月買って読んでいたけど、僕は一度も買ったことがなかった。漫画もほとんど読んだことがない。
ただ僕には、一本の釣り竿と、長野の自然があった。
家帰って来ては玄関にランドセルを投げ、
貯めていたお年玉の100円で10本の釣り針を買えば、あとは庭の石をひっくり返してミミズを見つけてビニール袋にいれ、犀川や裾花川へ自転車を走らせた。毎日毎日。
おかげで家の中には水槽がいくつも並び、大小いろんな魚が泳いでいて、まるで水族館みたいだった。
よく水槽の掃除をしろって、母親に怒られていたものだ。
将来のことを今決めろなんて大人がいたらこう言ってやりなさい。

「俺の人生、そんな安くないんだぜ。」

って。

まずは色んなことにハングリーに活動して行くこと。勉強や部活や恋や遊びやけんかや、いろんなことを体験しながら、自分自身を見つけていくんだ。

人間は誰でも長所(良いところ)と短所(悪いところ)があるけど、たとえどんな欠点があっても、「それでも自分は価値のある人間だ」という自尊感情を持つこと、それが自分を発見するということなのかもしれない。

ただ自尊心が高すぎて、他人を「尊重」することを忘れてはいけない。

前に「自分さがしの時期」と書いたが、自分で言っておきながらこの「時期」という言葉が好きではない。じゃあこの「時期」とやらを過ぎてしまえば新たな「自分発見」は出来ないのか。そんなことはない。「自分発見」て、「夢発見」と相違ないと僕は思う。
やっぱり40歳でも、100歳になっても新たな「夢発見」してそれに向かって頑張っているひとってかっこいいと思う。
逆に「もういいや・・。」って満足しないまま諦めちゃうひとって格好悪い。



「できない・やらない為の理由」ってゆうのはいくらでもみつかる
「やりたいこと」「夢」が見つかるタイミングはみんな一緒じゃない。だから焦らなくていい。きっと素敵な自分を発見するときが必ず来るから。



前置きが長く長くなりましたが、中学生のみなさんから頂いたメッセージの一部を紹介させていただきます。お時間は少々頂きますが、一人一人全員にお返事を書きますので、みんな〜待っててねー♪

  お話を聞いてとても感動しました。
世界旅はとても大変だと思うのに、それを楽しんでやっていたのはすごいと思いました。7歳の少女の話を聞いたときはすごく悲しい気持ちになり涙が出てきました。今、日本における状態がどれだけ幸せなのかを感じることが出来ました。私は将来河原さんみたいな世界のひとの命を助ける仕事に就きたいと昨日の講演会で強く思いました。今、その夢に向かって英語を頑張っていきます。河原さんのお陰で夢が一つ決まりました。昨日はお話を聞けてよかったです。ありがとうございました。次は海外で会えるといいですね。


  発展途上国をまわりボランティアしながら世界一周しているのがすごいと思いました。7歳で右足がなく、しかもその理由が擦り傷のせいで膿んでしまったということを聞いたときには涙目になってしまいました。僕もkeiさんみたいなボランティアをしたいと思いましたが今は中学生なので身近にできることから始めていきたいと思いました。将来は自転車で世界一周とは言いませんが、仲良くなった人にヒッチハイクして世界一周をしてみたいと思います。その為には話が伝わる程度でもいいので英語をもっと必死でやっていきます。話を聞いて自分の将来の道に医療関係の選択肢ができました。すごいためになった2時間でした。


  僕は進路講演会で旅のことを聞けると聞いたときとてもワクワクしました。それは僕が旅にあこがれていたからです。実際に聞いてみたときに心の広いひとで優しいひとじゃないと旅はできないなと思いました。そして河原さんはとてもやさしくてカッコいいひとだと思いました。印象に残っているのはミャンマーの手術のときです。河原さんの写真は笑顔ばかりでこっちも幸せな気分にさせてくれるようなものばかりでした。進路講演会はとても為になったので良かったです。


  いろんなお話が聞けて良かったです。啓一郎さんのお話を聞いて人の優しさ、団結力、心の強さを知れてとても感動しました。私は今反抗期で、色々なことにムシャクシャする時期ですが、啓一郎さんのおかげで変わりたい!と思いました。啓一郎さんのように、心が強く、優しく、新しいことに挑戦できる人間になりたいと思いました。

  私は貧しい国に住んでいる子ども達は苦しそうな顔をしていたりするのかと思っていたけど、写真や動画を見ると、子ども達は楽しそうに笑っていてちょっと驚きました。自分がすごく恵まれた環境にいて、すごくぜいたくな悩みを持っているんだと感じた。切り傷が足を切断するほどの大きな病になってしまうとは思わなかった。日本ではそんなことあり得ないと思うし、ああいった国に医療が足りないことを実感した。自分はボランティアには参加したことがないから、一度参加してみたいと思った。参加して一人でも多くのひとの命を救いたい。


  自分の夢(やりたいこと)に一生懸命頑張っているところがすごいなと思いました。私は今まであまり努力をせずに生きてきました。だけど、今は「色々な事に全力で努力できる人になりたい。」と思っています。でも自分の夢に向かって頑張ります。受験や中学生活最後の部活も。後、自分の事だけでなく、ひとの事も考えられるといいなと思いました。誰かに親切にすれば、いつかめぐりめぐって返ってくる。たしかにそうだなと思いました。なので親切な人になれるように頑張ります。河原さんも夢に向かって頑張ってください。

  話はすごく良かったけど、まずはkeiさんはおおらかだった。。いろんなところに行っていろんなところに触れていろんな体験をしてきたからなのかはわからないけど、誰に対してもopenな人だった。昨日の話は、発展途上国は大変だ、これが事実だ、とテレビでは言うけど、keiさんのスライドを見て話を聞く事によってスラムの現実や病院の器具や医療が不足しているという事を知ることができた。僕はkeiさんのように世界でボランティアはなかなか考えられないけど、これからいろいろな夢を持って実現しようと思った。

  河原さんは、心の中で描いていた遠い未来を実現していく、心が強い人だと感じました。世の中には河原さんのようなとっても大きな夢を持っている人はたくさんいると思います。でもそれを実現させることが出来る人は、ごくわずかの人だと思います。その中の一人に入っている河原さんは残り1年もない受験を控えている3年生にとって、強い自信をくれたと思います。私もそうです。どんなレベルの高校でも、自分の心の強さで目標に近づいていけるような気がしました。この気持ちに気づかされたことが、進路とのつながりだと思いました。

  ぼくが最も印象に残っていることは河原さんが看護師という自分の職業を辞めてまでして世界にボランティアをしに旅に行かれたことです。私欲に負けず、また報酬もないのに途上国に行き、貧しい人たちを助けるという、素晴らしいことをなさっている河原さんを尊敬、憧れの目で話を聞いていました。よくテレビで目にすることも河原さんの実体験を交えた話を聞き、興味がわきました。ブログを拝見させていただき、知識を深めたいと思います。お忙しい中僕たちの為に講演会に来てくださり本当にありがとうございました。


  「ボランティアとはどういうことなのか」考えさせられました。7歳の少女のお話を聞いたときは、涙が出ました・・。世界は不平等でたくさんの人が困っている中で、河原さんは本当アンパンマン号だなぁと思いました。自転車で世界一周はとても大変でいろいろあると思いますが、遠くから応援していますっっ。私も河原さんみたいに色んなことに挑戦していきたいなと思いました。

  かっこよかった(ハート)話を聞いて、すごーって思った。7才の女の子の足をお父さんが切ったっていう話がめっちゃ心に残ってる。7才の女の子の気持ちになったら泣けてきてやばかった。痛いって叫んでる自分の娘の足を切るお父さんの心も痛いだろうなって思った。その女の子に出会って看護師になったっていう河原さんがすごい。聞いていたときは自分も看護師になりたーいって思った。

  ぼくは、まだ二年生のときに先生から河原さんのことを聞いたとき、すごい人だと思いました。しっかりと目標を持ち、多々の支援活動をしている河原さんが僕はうらやましいです。今回の講演会では色々な事を学びました。僕がいちばん為になったのは、河原さんにも夢が全然なかったということです。何故かというと、僕にはこれといって夢がないからです。僕は最近夢がないことに焦っていました。しかし今回の講演会のおかげでやってみたいことが増えました。それは人助けです。これから河原さんを見習って頑張ります。


2012年4月21日土曜日

ー旅への信念・目的ー



旅とは・・■

「5%のお金と、5%の努力、90%の人々の優しさ」

人々が僕の先生で、世界が僕の教科書

机の上では学べないことを教えてくれる。



人生を変えた出来事■

 当時会計の勉強をしていた大学生時代、Cambodiaで教育支援をしていたとき、Slum(貧民区)で7歳の少女に出会った。彼女は明るく可愛い子だったが、右足の膝から下がなかった。彼女の家に遊びに行った時、彼女の父親と話す機会があったので、なぜこの子は足がないのか聞いてみた。父親は・・

 彼女がまだ4歳のとき、裸足でごみ山の上を歩いていると、鋭利なもので足を少し切ってしまったのだそう。私達なら洗って消毒して薬を塗れば治るだろう。しかし彼らには薬もなく病院に行くお金もなかった。次第にその傷は感染して化膿し、足は黒く大きくなり、歩けなくなってしまった。村のある老人が「この子は足を切らないと死んでしまう。」と父親に告げた。
 
 父親は大切な娘を失いたくない。そして決断した。父親自身の手で彼女の足を切ることを・・。彼は医者じゃない。麻酔もなく、専門の道具もない。そのときの痛みは僕らにはとても想像できない。娘の足を切り、縫った父親の気持ちを考えると心が引き裂かれそうだ。
僕はその話を聞いた瞬間涙が止まらなかった。「自分は何をやっているんだ。教育よりも、まずこの子達が命を落とさず生きていけなければ意味がないじゃないか。」
そう思い、その時医療の道に進もうと決意が固まった。

 いつか経験を得て、またこの場所に戻ってくる。そしてもうこれ以上こんな悲しい思いを世界中子供達にさせたくない。
 そして大学卒業後、看護学校に入り、同時に世界一周の計画も立て始めた。



今回の旅の目的■

1.ボランティアをしながら世界を周る。

2.貧しい国や過疎地域の無医村など、医療の届かない地域に医療を届ける。
7つあるバックのうちひとつは現地調達した薬や消毒・包帯・聴診器・血圧計などの医療器具。)

3.世界中の地元の人たちと友達になる。
(世界の田舎に泊まろう!宿泊は地元の方の家。)

4.東日本大震災のときに助けてくれた国外の方々に「ありがとう」とお礼を言いたい。
(自転車の後ろにつけたサインボードにそれぞれの国の言葉で感謝の気持ちを書いて走ります。)

5.辛く苦しいときもあるが、その自分が頑張る姿を見た人々が「よし私も頑張ろう!」と思ってもらえるように、世界中に元気を与える。

6.自分がいつか近い将来誰かの父や祖父になった時、あるいは棺桶に入った時、その子供達が自分の父親を誇れるような親になりたい。


7.世界一周後には、さらにもっともっと大きな夢がたくさんある



助け合いとは・・■

僕はボランティアという概念は必ずしも組織に属したり団体で行うものだけではない思う。
日々の生活の中で、「他の人のことを考える。」
それ自体がボランティアだと思う。

この人は何で困っているのかな、何が欲しいのかな、何か辛いのかな。
そう常に思うことなんだと思う。

そうすれば、いつか自分に廻り廻って返ってくるから。






■資金■
ほとんどなし。(5%の・・!)

移動費:0円 (自転車)
宿泊費:0円 (世界の田舎に泊まろう!)
食費 :0円 (世界の田舎で食べよう!)

働いていた時の貯蓄は装備品と、退職から出発までの国内ボランティアでほとんどを使いました。
しかし旅とは、「5%のお金と、5%の努力、90%の人々の優しさ」
もしあなたが100万円宝くじで当たったとして、それを増やすにはどうすればいいのでしょうか。全て人の為に使う事です。必ずいつか自分が困ったときに、倍になって返って来ます。ただし金額の問題ではない、見返りも求めてはいけない。優しさに値段はつけられないのだから。





ルートと時期■

旅程とその時期ですが、とても自由な旅であるため正確な日にちまでは正直お伝えするのが難しいのが現状です。
先に進むことだけが目的ではなく、時には現地に根付き普通の旅ではできないような体験をしてくることも今回の目的の一つです。

以下今後の大まかな予定です。(これまでの道のりは除く)

20128月頃までに中国を抜けカザフスタンへ\中東(2012年5月~)
その後はウズベキスタン→トルクメニスタン→イラン→アゼルバイジャン→アルメニア→グルジア→トルコ
トルコに着くのが冬の入り口12月頃になるので一端冬を越すために南下(201212月~)
シリア→レバノン→ヨルダン→(イスラエル)→エジプト
船でギリシャへ渡り再びヨーロッパへ(20133月~)
東ヨーロッパを通りながら北欧を目指し、U字を描くように東ヨーロッパから南下
スペインからジブラルタル海峡を通りアフリカへ。(201312月~)
西海岸を通りながら南アフリカのケープタウンを目指します。(状況により東海岸になる可能性有)
アフリカから南アメリカへ(20149月~)
アルゼンチンから北上し北アメリカを目指します。
その後は北アメリカからオーストラリア、東南アジア経由で日本に戻ります。



過去のボランティア・NGO経験■

Cambodia  : 教育支援(日本語教師)
Myanmar    : 医療支援(手術・病院)
Japan    : 東日本大震災復興支援
Japan    : 和歌山台風被災地復興支援
Bangladesh: 孤児院(Mother Teresa
China     : 老人福祉施設、献血呼びかけ、日本語教師



新聞・ニュース記事等■





テレビ朝日 モーニングバード
毎日新聞
Net newsサーチナ
Yahoo Japan
Yahoo RecordChina 1
Yahoo RecordChina 2
Yahoo 二つの報道
湖北テレビ初期報道

2011.7  雑誌 Tokyo Graffiti 7月号
2011.10 新聞 信濃毎日新聞
2011.11 新聞 八重山毎日新聞(沖縄)
2011.12 China】 中国POCO
2012.2 【ChinaCCTV4 HBTV 66旅遊 (TV
2012.2
     フジテレビ  スーパーニュース
     TBS みのもんたの朝ズバッ!
     フジテレビ 情報プレゼンター とくダネ!
SBC信越放送「ともラジ!」
     ■毎日新聞 朝日新聞 産経新聞 東京新聞
     京都新聞 西日本新聞 北日本新聞 山陰中央新報
     信濃毎日新聞 岩手新聞 千葉新聞 静岡日報 
     岡山山陽新聞 山梨日日新聞 大分合同新聞 
     長崎新聞 四国新聞 北國新聞 佐賀新聞 
     高知新聞 岐阜新聞 山陽新聞 北海道新聞
     共同通信 他・・
     ■Yahoo News headline
     MSN News
     Live door News
     Inside Japan News Network
     CRI English  
     フジテレビアナウンサー小倉智昭さん公式HP 他・・

China】■武漢朝報 武漢都市報 武漢金報 長江商報 
【他国】 長江日報 杭州新聞 人民日報 雲南昆明都市時報
     Want China Times ,Week In China ,China Daily,
Global times,中国日報 他中国国内多数紙・・
     ■湖北TV CCTV 人民TV 北京TV 深洲TV 
     他地方局・・ 
     ■雑誌:新民周刊(上海) 他・・

     武漢人、非常感謝!!

2012年4月19日木曜日

ー 故郷の皆さんへ。ラジオ特派員一年生 ー




SBC信越放送
毎週土曜13:0014:55

落語家の立川談慶師匠、
テレビでも大活躍の犛山美耶子アナウンサー、
中国藩陽出身の官琳アナウンサー、
がパーソナリティーをつとめるラジオ番組【ともラジ】の
「世界はともラジ」というコーナーの特派員として、旅先から世界の様子をお伝えすることになりました。

今回は初のスタジオゲストとして共演させて頂き、温かい皆さんとの楽しいお話にあっという間に時間が過ぎてしまいました。

立川談慶師匠ナイスショット。ステキな笑顔です。
落語家さんには初めてお会いしましたが、一緒にいると温かい気持ちになれるような雰囲気の方です☆

中国が大好きな僕は日本で中国の方とお会いしたり中国語が話せる機会があるとつい嬉しくなってしまいます。琳アナと共演して、早く中国に戻りたくなりました。自転車の旅がお好きだという事で、色々ご指導お願い致します。

そして、お恥ずかしい。うっしーこと犛山アナの美しさに少しシャイになりかけてしまいました。今度は目を見て話せるように頑張ります。笑

今月21日(土)SBC信越放送 午後1時から
長野 1098kHz 松本 864kHz
上田 1062kHz 諏訪 1197kHz
軽井沢 1485kHz 伊那 1098kHz
佐久 1458kHz 飯田 1098kHz
県外で聴かれる場合はスマホやiphoneのラジオアプリで聴けます。*radikoでは聴けません。



ろくちゃん。
SBC信越放送の可愛いキャラクター。



毎月最終土曜日、海の向こうから元気な声をお届けします。
いつかまた、地元長野のスタジオに遊びに来させてくださいね(^^

番組コーナー紹介リンクはこちら☆





2012年4月18日水曜日

ー中学校とアンパンマンの法則ー




東北から戻った翌日、高速バスに揺られ愛知県へ。
名古屋市内の某中学校で講演会があった。
学校内至る所で「こんにちわぁ!!」と元気な一声。
あいさつがとても気持ちの良い学校でした。
新三年生になったばかりの子供達。真剣な表情で聞いてくれていた。

今の中学校ってすごいんだね。ランチは事前に予約して好きなものを選べて、大学のカフェテリアのような場所で食べるんだ。
僕も列に並び、食券を出して牛丼をもらった。
短い昼時間は席が生徒で一杯。どこに座ろうかな、どこに座ろうかな。
すると、元気な男の子達が、
「こっちこっち、先生こっちです!」
興味しんしんで色んな質問をしてくる子供達と、なんともおおらかな雰囲気の社会の先生と、一緒に楽しいお昼を食べました。僕先生じゃないんだけどね。
準備・片付けも入れて20分しかないお昼時間、僕が焦ってかき込んで食べていると、ある男の子が
「先生お昼は戦争ですよっ!」



授業2コマをいただき、一度に多くの情報を伝えちゃったけど、ちゃんと伝わったかな。
終わったあと少し心配だった。

でもそんな心配、全然いらなかった。校長室で校長先生とお茶を飲んでいると、なにやら廊下がザワザワ。帰りの会を終えた子供達が廊下で待っていてくれた。
春の暖かい陽気の中、校舎の外で子供達と過ごしたゆるい時間。
外で沖縄三線を弾いてみたり、僕の重いバックパックを背負ってヨロヨロしながら走り回ってみたり、冗談言ってふざけあって、なんだか彼らと過ごしていたら自分が学生だった頃をちょっとずつ思い出す。下駄箱、校舎、体育館、部活、教科書が詰まった鞄、空っぽの鞄、思わず駅への帰り道ノスタルジアを覚えてしまった。

校舎の窓からポコポコ顔が出て来て、「ありがとうございました〜!」と手を振ってくれた。おぉ、スクールドラマのワンシーン

ハンカチにメッセージを書いてくれている。

放課後に直接来てくれた学生やメールで送ってくれた感想には、
「感動しました。」「涙が出ました。」
などの嬉しい反響が届き、日本の子供達への伝え方に苦労と不安を感じていた僕には安心させられた反応だった。

こらから夢を見つける子供達。
今している楽しいこと辛い事、全てが夢に繋がっているんだよ。だから挑戦して無駄な事なんて一つもない。やらないで後悔するなら、やって後悔しよう。
色々なものを知って見て感じて、たくさん友達を作って、たくさん恋をして、悩んで、葛藤して、また大きくなって。
僕が話した事というのは彼らのこれからの人生にどのように影響して行くのだろうか。わからない。何故なら彼らの人生だから。人にああしなさいこうしなさいと言われたものは作られた人生か。違う、周囲の人たちは導いてくれるだけ、決めるのは彼ら自身なんだ。
僕には尊敬できる人がたくさんいる。日本にも中国にも。彼らのいいところ、いい言葉を自分なりに噛み砕いて吸収して自分のものにしてきた。これから様々な人たちと出会い、その人達の考え方に触れるだろう。好きかもしれないし嫌いかもしれない。今日は僕の生き方と考え方に触れた。それを自分なりに噛み砕いて自分のものにしていって欲しい。

一番伝えたかったこと。
日常生活のなかで「他の人のことを第一に考える。」
そうすればいつか自分が本当に困った時、助けてくれるから。
お金や自分のことばかり考えていたら本当にひとりぼっちになっちゃうよ。

これ【アンパンマンの法則】
アンパンマン。いつも誰か困ってる人がいないかなって、パトロールしている。困っていたらすぐに手を差し伸べてくれる。そして彼がピンチで本当に困った時、いつも助けてくれるたくさん友達がいるよね。

僕なんかアンパンマンさんのしてきた事に比べたらたいしたことはしていない。
でも【アンパンマンの法則】、自ら証明してみせるよ!
中国武漢で自転車が盗まれて、どん底に落ちた。でも数万人という人たちが手を差し伸べてくれて、取り戻すことができた。

これ、ひとつ証明できたのかも。



最後に

「よし、飲みに行こうか。」
僕が言うと、

「いいですね、部活終わったら喜んで!」
コラコラ冗談だよ。誘う僕も悪い大人だけど、悪ノリしてくる子供達がなんとも可愛い。

いつか大人になったら居酒屋のカウンターで肩を並べ、人生について語ろうね!

僕も頑張るからさ、みんなも頑張ってね!

2012年4月8日日曜日

-みんなが集まる場所-





姉妹サイト【Shonan Roomshare】開設!
僕Keiの湘南の家に暮らす楽しい仲間達の様子が、ある星から来た男の子の視点から紹介していきます。http://shonanroomshare.blogspot.jp/


居酒屋じゃなくて、レストランじゃなくて、なぜホームパーティーか。
メリットはいっぱい。

一度に数千円飛んでいく居酒屋に比べて、
時間を気にせず、他の客もいなくて、とっても安い。みんなで楽しく作った料理はどんなお店の料理よりも美味しくて、お酒も美味しい。

終電を逃してもそのまま泊れる。
8人泊っても、ぎゅうぎゅうでも、修学旅行の夜を思い出してみんな子供に返る。

一時帰国してから外で何か用事がない限りはほとんど毎日がパーティー★
こうして声を掛けたらすぐに集まってくれる仲間がいるって本当幸せだなって思う。

新聞やニュースを見て来てくれた人達や、10年ぶりに再会の友達。
わざわざ新潟から新幹線に乗って会いに来てくれた友達も。

誕生日パーティー。
東日本大震災という不幸にも起こってしまった出来事だが、それがきっかけで繋がった友達の輪もたくさんあった。
電気もガスも水道も使用できない場所で共に過ごしてきた仲間達との絆は深い。

人って一年のうちで何人の人と出会うのだろう。
100人かな、1000人かな。
去年も数えられないくらいの出会いがあった。
どんなに多くても、
一度出会った人との関係は末永く大切にしていきたい。

せっかく巡り会った人なんだもん。
その人ひとりと会うことだって、この広い地球から考えたらすごい高確率。



夜学校や仕事からひとりで帰ってきても、ここにくれば
「ただいま」
って言ったら、
「おかえり」
って迎えてくれる人たちがいる。
「ごはん作ってるよ~。」
温かいご飯と一緒に帰りを待っていてくれる人たちがいる。




その日嫌なことがあっても、みんなの顔を見ればどうでも良くなっちゃう。


「あなた」に出会えたことって、宝くじで当たることより奇跡に近いのかも。


これからも、どうぞ宜しくね☆


■ちょっとお知らせ■
 
週末は終日ボランティアリーダー研修でお花見はお預け(>_<) みなさんがfacebookにポストしている各地の桜便りを見るのが楽しみです★
当初15日上海戻りの予定でしたが東北での研修や講演会、スポンサー、ラジオのお話などをいただいて、個人的なタスクも新たに増えたためチケットを破棄し、今月いっぱいは日本にいます。