2012年5月13日日曜日

-空港での騒動-




一時帰国終了。
結局3月から一ヶ月半も日本にいた。
昔の友達との再会、新しい友達との出会い、実家の家族、弟妹、東北でのボランティア、講演会、スポンサー、ラジオ、・・
盛りだくさんの一時帰国だった。



日本にいた頃は日本が楽しすぎて中国にいたことが嘘のようだったけど、
その反対のことを、中国に戻ってきた今実感する。

中国に戻ってきてからというもの、ナニコレ超忙しい毎日・・!
きっと特に今年は、日本で仕事していたときよりも忙しいんじゃないかなと思う。



かといってfacebookやブログを開く時間がなかった訳ではないけれど、中国に戻ってきたらさらにネットへのブロックが強くなってしまっていて、facebookもブログも全く開けない状態が続いていた。

政府の汚い検閲とブロックに負けるもんか。VPN(仮想ネットワーク)のサーバーを代えてやっと再開。Facebookに掲載したブログのURLの末尾が.uk (イギリス)になっているのはそのせい。
ちなみにVPNというのは言ってみれば、その国の勝手な事情で開けないサイトも開けるようにする為の裏技。Facebookは中国含む10各国程で禁止され、開けないようになっている。なぜfacebookや他国のサイトを怖がるのか?それは独裁とある種の劣等感、グローバル化が複雑に絡んだ事情があり、話が長くなるのでここでは書きません(- -;)
中国含むネット検閲がある国に行かれる方で、困る前に知っておくのもいいかも知れない。オススメはstrongVPNastrill VPNなど、こちらに長期滞在している外国人はほとんど使っている。この国に居ながらも、実は他国の回線を経由してネットしている。一ヶ月$7、1年で$55程。Freegateなどの無料ソフトを使う中国人も多いがスパム(ウィルス)も多いとのことなのであまりお勧めしない。



さて話は旅へ戻る。
今回の日本再出国に選んだのは中国の格安航空会社【春秋航空】.
佐賀−上海片道3000円など他と比べてとても安い。Peach jet starなどと同じくやっと日本にも入ってきた格安航空会社(LLC)の一つ。
上海へは茨城・高知・佐賀から出ており、僕が乗ったのは茨城空港からの便。空港までは東京駅から500円の直行バスが出ている。
航空券8900円、燃油サーチャージ等5000円を入れても悪くはない値段。しかし落とし穴があった・・。
重量制限がすごーーく厳しい。
機内持ち込み荷物も【含めて!】15kgまで・・。これって結構、ありえない。
他の中国系航空会社では45kgまでOKとか、他社でも普通預け荷物だけで25kgOKで、10〜20kg増えたとしてもこれまで全て通してくれた。ネットで調べたときに重量制限のことも見たけど、ここまで厳しい(ドケチ〜)とは思わなかった。

kgあたり1500円の割り増し。1kgでもオーバーしていたらその場で支払わなければいけない。半分くらいの乗客が重量オーバーして別カウンターで支払いの案内をされた。その大半は初めてこの会社を利用する人。脇には大きなゴミ箱とヤマト急便のカウンター・・。捨てるか送り返すってことね・・。
僕はなんと24kgオーバーで36000円の支払い!!!
そんなのたまったもんじゃない。一度家戻って他の飛行機かフェリーに乗った方が全然安い・・。
僕は捨てるものを捨て(捨てたくないけど・・)、家に送り返すものを段ボールに積め、着れるだけのズボンと洋服を重ね着した。



周りでも大きスーツケースを広げて仕分けが始まり、その光景はフリーマーケットのような状態。最後まで仕分けに時間がかかったのは僕・・。
搭乗開始時間になってしまった。
焦る焦る!カウンターの人も飛んできて焦らせる!
すると他の中国人乗客やヤマトさんもみんなで手伝ってくれた。なんて優しいの、みなさん・・。自転車のタイヤを見てある人が僕に気づいた。しかもヤマトの職員さんも僕のブログを読んでくれていた。ネットの向こうでの見えないお友達との対面、しかしそんな感動にひたっている場合じゃなかった。なんとか苦労して10kg減らす。なのに超過21000円は逃れられなかった・・。


カウンターに飛び込む寸前、ヤマトのお姉さんが写メもって全力で走ってきた。忘れ物?!
「握手握手!」・・w
ちがうって、時間かなりやばい。検査も、出国ゲートも、空港の中をこんなに走り廻ったことなかった。汗だくで飛行機に飛び込むと、さっき一緒に荷物と格闘した新しいお友達が待っていた。隣の席には20000円超課金を払って凹んでいるコロンビア系イギリス人バックパッカー。

やれやれ・・神戸からのフェリーにすれば良かったかな。。



朝早くに見送りにきてくれたみんな、本当にありがとうございました〜〜!!


これからどんどん更新していくので、どうぞよろしくお願い致します。


kei












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