細心の注意を払っていながらも、
ついに僕も大勢の男達に囲まれ襲われました・・。
武漢からきて一緒にボランティアをする友達と、ホストの家の娘さんと3人で夕食を終えた帰り道。店を出ようとすると外にはすでに男達が20人くらい見えました。少し暗く細い道。何か暴言を吐いている。
友達はすぐに店主に一緒に付き添って店を出てくれるように頼み一緒に出るも、すぐに取り囲まれた。足早に歩くも腕を掴まれ、服を引っ張られ、行く先を塞がれた。友達二人は取り囲まれながらも「彼は日本人じゃない!韓国人だ!」と繰り返し叫んだ。僕も同じくそう叫ぶも、相手はそんなのお構いなしに体当たりしてくる。友達の一人が叫びながら僕の腕を掴み狂気の男達の間をすり抜け連れ出してくれた。しかし男達はまだ追ってくる。110にかけて警察を呼ぼうとするも、自動音声案内が流れてきて話しにならない。夕食の前に中国最大のウェブサイトの一つSohuの取材を終えたばかりだった僕は着歴の一番上にあったその電話番号にかけた。情況を伝えながらも早足で追っ手から逃げ、なるべく歩行者が多い場所を歩く。友達が電話で家族に助けを求め、母親が電動バイクで救助しに駆けつけた。飛び乗った。その時点でレストランが多い賑やかな場所におり、追っ手は立ち止まり遠くから見ていた・・。
実は明日(17日早朝)、同じく自転車で世界一周を目指す日本人、遠藤さんがはるばるベトナムからバスで戻りこちらで合流し、一緒にその日の夕方の列車で被災地に向かう予定でした。
しかし、18日の大規模デモ前に痛手をくらい、19日まで身の安全を確保することにしました。もう外に安全な場所なんてありません。北京から今夜の飛行機で記者が飛行機でこちらに向かい、こちら地元の記者と共に守って頂く事になりました。被災地まで特別なバスを用意して頂き一緒に向かう予定です。
weiboに一言情況を書いたところ。2時間足らずで1万件もの励ましのメッセージをもらいました・・。暴動を起こす中国人に対し、同じ中国人も怒っているのがわかります。
事件のあと、正直すごく悲しい気持ちになりましたが、
多くの支持者と共に諦めずにこの薬を送り届けます!!