2012年2月3日金曜日

-なんだチミは。中国-




中国の真ん中を走る巨大な運河、長江。
この川を境にして、江西省から河北省へと地名が変わる。
南昌や九江など、結局3週間以上過ごした江西省ともお別れ。
なかなかこの規模の川にかかる橋を見つけるのは大変。そこで車を対岸に渡す船にタダで乗せてもらった。

動画の最後に見れるヤクザ風のおっさんにからまれてピンチを迎える僕。船の上、逃げ場は無い、さあ困った。

なんちゃって。
ちゃんとみんなで仲良くしてました(^^)

こっちの人って知らない中国人同士あまり絡まないんだけど、まれに絡むときの口調の悪さ・・。

「あぁ?!ぁんだって?!」 「なんだチミは??」まるで志村けんの変なおじさん。

お上品な日本人が初めて中国に上陸したときにこのパンチを食らうと結構ショック。
なんでのっけから怒ってるのよって・・。

でもそのほとんどがこっちが中国人だと思っていつもの口調でしゃべるみたい。それが外国人だとわかった後の態度の変容ぶりといったら・・。あれ、さっきの人はどこにいっちゃったのよ(-_-; 
だから切り出しはワザと日本語や英語から始めるなんてことを最近やってみたり。

なんかそんなこと書いてると中国に行きたくないなー!なんて思う人もいるかも。
でもね、外国人にはとてもとっても優しいから安心してください。(時々)

市場に自転車停めて休んでいると、
 「タバコ、吸うかい?」


と笑顔でタバコをくれるおじさん方や、荷台に積めないほどたくさんのみかんをくれる人。

「よく日本からこんな遠くまで自転車で来てくれたね。」


と、飯屋のお会計タダにしてくれるご主人。
隣のお客さんが払ってくれたことも(;_;
ギンギンぎらぎら 優しいお二人





「あと一時間したらお昼御飯だけど食べていくかい?」

(どうするどうする、今日は長い一日が待っているぞ・・峠もあるぞ。)

「はい!僕超お腹空いてまーす!!」

よし本当に出発だ!今日はひとつ手前の街かな。 すると・・

「今おじいちゃんがお土産買いにでかけたからもうちょっとゆっくりしてね。」
みんな・・嬉涙。 もう一泊この街にいてしまおうかな。
































4日間こぎ続けてやっとこさたどり着いたのが超大都会。

「武漢」

そう、あの「三国志演義」でもおなじみの場所。
ちょっとワクワクしながら意気揚々とその大文明社会の中に飛び込んでいった。

武漢郊外・・自転車専用道路いいねいいね!走りやすい!

武漢中心部・・渋滞渋滞渋滞。溢れる人々の波。轢かずとも自転車にかすっていく暴徒と化した路線バス。歩道からも車からもペッペと吐かれる唾。

オーマイガ。

ワクワクした気持ちが3分でしぼんでいく。

品川だ。池袋か。いやその何倍もパワーがあるぞこの都市は。

上等です。この町で生き抜いてやる!! 逆に変なやる気が芽生えてきた。

さて、まずは基盤となる新しい友達作りから。

毎回フレンドリーモード全開で臨む新天地。幸運にも初日からいい友達や泊まる場所にもありつけた。
友達が友達を紹介し、様々な背景を持つ人たちと知り合いになることができ、人とのつながりをよりいっそう大切にしたいと思った。

ここ武漢の漢口では中国ビザの延長申請をする予定。しばらく根を降ろしてみようかな。

何かありそうな予感・・。

武穴Wuxue to Qi chun 
走行距離:60.46km
平均速度:16.9km/h
最高速度:44.8km/h

Qi chun to Ezhou
走行距離:76.62km
平均速度:17.4km/h
最高速度:39.1km/h

Ezhou to 武漢(漢口)
走行距離:91.36km
平均速度:15.2km/h
最高速度:36.4km/h

3 件のコメント:

  1. こんなとこなんだーーーいってみたい!!!
    路上の魚生きてるww

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    1. 長江でとれたぴちぴちの川魚。
      食卓に上がるのはほとんど川魚なんだけど、美味しいんだこれが(>▽<)/

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  2. 私の故郷は武穴である。
    どう思いますか?町はどうですか?

    その時はもし私はいたら、ご馳走してあげるよ~
    ;-)

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